連山

ことしも

キンモクセイの香りが

ただよって きました。

この香りを かぐと

うん十年前の 記憶が よみがえってくる。

博士が 小学生だったころ

登下校の坂道に キンモクセイの大きな木が ありました。

トイレの芳香剤のような 強烈な 香りと

すこし肌寒い 夕暮れ

カバン持ちや 石けりをしながら

下校していました。

ちょっと センチメンタルな 季節

そして

あの頃の 少年のキモチは 

そのまんまに

いつのまにか オジサンの仲間に入っている。

そして

着実に おじいさんへと 進んでいくのでしょう。

学校が にがてな 小学1年の娘に 対して

『すぐに おばさんに なるんよ~』と

われながら 意味不明な アドバイスを しています。

写真は

連山 実生株